烏鷺画廊

ここはの、散文が流れ着くんじゃ。

『色無き風』

"色無き風は秋の風のこと。中国の五行思想で秋の色は白で、色のない風と表した。"

コーメーの陣没が8月末だったので司馬懿が洛陽に戻ったのは秋風の頃かなと。(追記:やっぱり勉強不足のぼろが出ました。司馬懿長安にいたわ…。昇進の詔勅を都で授かったら戻ったかも?ただ秋であるかは微妙ですね)

強風を吹かせたのは"まだその時ではない"という気付きの促し。

曹操劉備も孫親子も首が繋がったまま没してて、数多の兵を投入しても大将が捕れない戦果。手にできない覇権。

"勝者無し"は結末を知っている立場目線と取れるけど、現状が順調でない時って、今わかっていること以外に糸口があるから全く的外れ、でもないと思ったんだ。

"勝ってから報告に来い"
"勝者は他にいる"

含蓄っていうおしゃれなことをしてみたかったというお話。