烏鷺画廊

ここはの、散文が流れ着くんじゃ。

海上牧雲記、終盤。
未だに残る疑問。

事の発端となった、朝廷の不都合を知った男。
彼は何者で、なぜ知って、命からがらにしてまで秘密を持ち出したのか。

その男に和葉の父はなぜ顔を強ばらせたのか。

そもそも、半妖の存在をただの噂話で片付け、わざわざ最強のぼくじょ鉄騎を送り込み、一族一掃をしなければ復讐の火種もなく、外の部族に綻びを与えることにもならなかったのではないのかと。

そして、陛下はなぜ魅族と結ばれ、子を成したのか。


…そんなん考えたら物語は始まらないんだけどね。

不都合を考えるって、難しいね。